いろいろな事業所を見学などさせてもらいましたが、Be happinessとおり町の職員さんは心の底からぶつかってきてくれるような感覚があり、この人なら信用できるかも、ここであれば就職するために頑張れるかも、と思い決めました。

1、私はどんなシチュエーションにいても喜怒哀楽の感情をはっきりと表現してしまうところがあったのですが、就職したら色々な人がいるからTPOを考えなくては駄目だよ、と教わり、まずは「人前で感情をあらわにしない」という計画から始めました。

2、コミュニケーションが苦手な方ではないのですが、いざ自分に精神的な負荷がかかった時などに自分から発信し、誰かに聞いてもらったり、助けを求めることができなかったので、「一人で抱え込まない」という計画もありました。この支援計画は就職した今でも、何かあった時に溜め込まずBe happinessの職員さんや担当者の方に打ち明けることができているので、長く仕事を続ける上でも、とても役に立っています。

3、私は車椅子を使用しているのですが、以前はどうしても雨の日などは外出が憂鬱で親に送り迎えをしてもらったりしていましたが、親も仕事をしていますし、就職活動直前の準備期間中は最後の課題として「天候に左右されず自力通所する」という計画に取り組みました。初めはきつかったのですが、今では体力もかなり向上し、おかげで私生活の遊びでの行動範囲も大幅に広がり、充実した生活を送るために重要な課題だったと感じています。遊び過ぎてたまにとおり町職員さんに怒られますが（笑）最初から高い目標を立てるのではなく、少し頑張れば手の届く目標設定を提案してもらえたので、無理なくステップアップできました。

たまに「この人には私の心が見透かされてるのではないか」と思うくらい、ここぞというタイミングで声をかけてくれたので、何か悩みがある時に、感情や頭を整理して言葉にする力が習慣として身に付いたので、一人で抱え込まなくなりました。
自力通所で挫折しそうな時は自動車免許の取得を勧めてくれたのですが、障がいのある私が免許取得なんて考えたこともなく不安も感じましたが、取得出来たら多くの可能性があるんだよということを丁寧に説明してくれたおかげで、一歩を踏み出すことができ、無事免許も取得できました。

前の質問で答えたことも役に立っていることなのですが、私は手先が器用な方で、割と淡々となんでもこなせるという自信はあったのですが、Be happinessとおり町の訓練で「Sさんの場合、スピードよりも正確性を重視しましょう」と指摘を受けていましたので、その習慣が今でも身についていて、就職先での正確性の求めらる事務処理の業務では、すごく役に立っています。

私の人生はBe happinessと出会って大きく変わったと思います。アットホームな環境でまるで親戚か友達といるかのような感覚を覚えることもある反面、時には親のように厳しくも愛情を持って叱ってくれることもありますので、今では私にとっての心の拠り所になっています。
計画に沿った支援プログラムを受ける中で、もっと早く就職したい！と気持ちが先走ってしまうこともありましたが、あの時間があったからこそ今があると日々感じています。
焦らず自分のペースで過ごしていればきっといい未来が開けると思いますので、頑張ってください！Fight！